岩殿山と猿橋・新倉山浅間公園ハイキング 2023.4.22

大月市の岩殿山へ初めて行った。推薦者は、中央高速で走るたびに大きな岩が気になっていたらしい。畑倉登山口からしばらく行き「鬼の岩屋」と命名された洞窟に立ち寄る。そこは巨岩がくりぬかれたような大洞窟だった。「立ち入り禁止」の立て札あり。昔は堂宇があって、信仰の地だったらしいが、今は大きな洞穴。「鬼はこんな所に住んでいたのかな」「雨風は十分ふせげたと思う」などとワイワイやって次に行く。



泥岩とかいう崩れやすい地層だからか、やたらと丸い小石が多くてすべりやすい。   岩殿山の本丸跡に着いた。本丸跡の看板があった。「戦国時代を代表する山城で小山田氏の居城だった。烽火台もあった。」とのこと。岩殿山頂上はちょうどスカイツリーと同じ634mで有名らしい。ここは甲斐の国だが、なにせ一番東で、北条氏に接する地なので大変だったのだろう。 残念だが富士山は雲の中。



ちょっと降りると広い場所に出た。古いお寺の跡らしい。「昔の人は足腰が強かったんだなー。
古い井戸の跡と人と馬が入った井戸が並んでいる所もあった。「今も水が涌いてるよ。」との言葉で、よく見ると水がしみ出していた。難攻不落の山城だったとのことだがこんな所にも秘密があるのかもしれない。井戸への行き帰りに蕨がにょきにょき芽を出しているのを発見!早速摘んでいた。

地図で見るとギザギザとなっている箇所がいくつかあった。巨岩がいくつもあり、兜岩と命名されている場所もその一つだ。足場はあるが鎖と頼りないロープをもちつつ、岩を登った。「うーん狭いな。」という所も何とか通過。皆さん確実に通過。
計画をしてくださったN さん曰く「脱初心者にはちょうどいい岩。」とのことだがなかなか大変だった。



「稚児落とし岩」と命名された岩のてっぺんに出た。下を覗くと一枚の岩がドーンと切れ落ちている。でかい。Mさんはゆとりで片足をあげてポーズをとるし、MY さんは端っこまで行ってみるし・・・。下からの風もざわざわを誘ったかもしれない。
下山中、浅利登山口までも気を抜けない。石はゴロゴロしているし、根は張っているし、ロープを頼りに、グーっと降りる所もあるし・・。 
浅利登山口からの歩きで見上げると、大きな岩が山肌にそびえていた。

続いて猿橋へ車で移動。猿橋は日本三大奇矯の一つとのこと。渓谷が深くて橋脚を築けないので、両側から順々に木を出して渡したのこと。太い木を2本組にして出してあった。「こんな太い木をよく運んだな。」の声があがる。遊歩道を歩き、渓谷の岩まで降りてみる。水はきれいで透き通っていた。よく見ると鯉もいたし、小魚を狙うカラスやトンビもいた。

続いて、新倉山浅間公園に行ってみる。「桜と五重の塔と富士山がばっちり見える。」ということで、外国の旅行者に、にわかに人気になったようだ。行きかう人の言葉も中国語あり、英語あり。みなさんデッキでカメラを構え、富士山が現れるのを待っている様子だが、残念雲の中かな。

計画をしてくださったNさんありがとうございました。初めて行った所ばかりで楽しかったです。

参加者:9名 Yさん(Upload by tommy)