梅雨空続きで茶臼岳

7月13日(土)に茶臼岳へ鳥小屋尾根から日帰りでENDさんと行ってきました。そもそもは3連休に1日休みをつけて東北方面に遠征をするつもりが、ずっと続く梅雨空予報に負けて、計画は縮小に次ぐ縮小でこうなってしまいました。でも、ENDさんはかねてからこの尾根を歩きたかったようでその意味では目標が一つ果たせたと思います。ちなみに、私、畑薙大吊り橋を渡るのって何年ぶりかしら…それに鳥小屋尾根とか知りませんでした。

静岡5:00・・・沼平7:00・・・畑薙吊橋7:30・・・畑薙山9:45・・・茶臼岳13:20・・・沼平18:00

沼平のゲート前にはすでに車がたくさん停まっていました。初めは1泊2日計画だったので余計なものを車に置き、日帰りのパッキングに変更し出発しました。飯・水・ヘッデン・雨具をもって出発!なのですがとりあえずは林道歩きで吊り橋まで。

▲すたすたと歩きの速いENDさん。林道は私には、鬼門!
▲林道から見る鳥小屋尾根。鉄塔がある右上に伸びる尾根。

吊り橋を渡り、鉄塔裏から一般道を離れます。廃道になって久しい。ただ、歩いている人はそれなりにいてこの日も先行者の踏み跡が残っていた。

▲踏み跡がついているし、マークまである。
▲尾根はこんな感じで歩きにくさはありませんでした。でも、急登です。

ルートは急登ではあるものの踏み跡はしっかりしていてルートを外す心配はありません。しかし、畑薙山からの下りは別、事前にENDさんが注意していたにかかわらず間違えてしまった。100m程の下降は歩きやすくガンガン下り、はっきりした尾根をたどっていったら、ウソッコ沢からの尾根を下ってしまった。100m下降にしてはコルが出てこないと思って確認して間違いに気が付いた。おかげで登り返す羽目になってしまった。いやはや・・・・

▲こういうガレが3か所ほど出てきます。

山頂手前にハイマツのきつい藪漕ぎがあるということになっているのですが、なかなか出てこない。ということは先はまだまだの尚可、と思いながら登って行った。やがて、藪らしいのが出てきて踏み跡が不明瞭になっていく。

▲高度2400mあたりブッシュが出てきます。藪の中へ

藪で踏み跡がわからなくなるわけですが、藪の薄いところを狙うと大抵誰かが踏んだような形跡がある。尾根を外さないようにルートを探します。

▲薄い踏み跡をたどって登って行きます。

ついにハイマツのブッシュに出くわした。周りを見てもハイマツの薄いようなところはない。しょうがないので、ここだと思ったところを突っ込み、岩の高いところ狙った。あの岩の上に出たら、少しは見渡せるだろう、と思って上がったら山頂だった。

▲山頂直下の藪。この中を通過します。

山頂に出た。風は予想していたがついでに雨も落ちていた。雨具を着て後続のENDさんを待った。声はするがハイマツの中にいて姿が見えない。そのうちに顔が出て、体が出て、藪から出てきた。

▲ろくでもない天気の中の茶臼岳山頂です

あとは下るだけなので気楽になった。茶臼小屋で一息入れて、横窪沢でお茶をいただいて18時ちょうどに沼平の車に戻った。

ところで、今回の山行はヤマップを全面的に使った。私は子供のお古のスマホを山で使っている。この中に地図を落としてGPSとして使った。尾根上ではGPSはとても有効です。問題は電源がどれくらい持つかということです。帰ってからどこを歩いたか地図上で一目瞭然で何時にどこにいたかも残っている。すごく便利なものだと思います。                 (トコロ)