朝5時半に集合して一路、進路を南へ、海金剛へと向いますが、、、
昨夜の雨で伊豆中央はグチャグチャの雨模様、草付きは大丈夫か心配でしたが、西風が強くて樹林帯を抜ければ乾いている模様に一安心。 だけど、(@_@。なんでこんな大切な日に静岡B軍団6名とカチ合わせ。 あぁ~あ(T_T)
烏帽子岩の向こうは、昔、ダイビングでよく来た名物の牛付き岩の海中トンネルが有りますが、
水流の速度が早くて海底沖に流される勢いで体が持っていかれますので注意です。
懐しいなー それに千貫門、海岸線もスリルだらけなんです。
何とか合わせて使えばラペルが出来そうですが、風に煽られて、地面に届いているのか確認が取れません。
さて、ここで問題です。 今、この岩に何人の人が居るでしょうか??
白波ルートやら他のルートを探しに時間を潰して、セッティングしてピッチが空くのを待ちます。
(抵抗も重くなるし危ないので) そこらでピッチを切って於いた方が素直な流れでしょうね。
何よりも、この目の前の立木でビレイする気にはなれなかったしね。
そこが3ピッチ目のクラックの始まりで、丁度、ロープの立ち上がって来る位置にあります。
ここでも先行パーティがいらっしゃいますが、4ピッチは空きました。
あの1本松辺りまでのクラックがフレアー気味で、その次の草付きテラスまでがオフウィズス4ピッチ目。
なので\(*⌒0⌒)♪ガンバ
しかしこの後、大変な事になりました。 つるべですので僕はビレイを右手の立木で、セルフビレイも兼ねています。
そこへ上からラペルでB軍団長が、立木でセルフを取り、次のS君もラペルで立木セルフ、リードビレイに4人が、
1本のちっこい立木にビレイしています。 留めは、そこへをロープダウンです。 うぅ~ン (タメ息です!)
4ピッチを終えて、、、3:45分、太陽の高度が下がっています。
もうすぐつるべ落としの日没に突入するでしょう。 撤収&撤退の判断せざるえません。
4時に撤退しようと話し合いました。 僕達に追随してたパーティは撤収し下降しました。
初めての岩場で、ラペル降下点に、下降路、着地点の見極めが、暗闇だと無理が生じる恐れがあります。
ピッチを延ばしたラインで真っ直ぐにラペルラインを取りますが、風がロープを絡めます。
結果として、順調に2ピッチで取り付きに降りることが出来ましたが、時間は5時12分です。
なのに先行パーティの4名は、まだ降りてくる気配も、ライトの灯りすらも見えません。
これから登り返して、草付きの道を戻らないと行けませんが、闇夜に、ふと気づくと、
もし草付きで滑ったら止まらないのでしょうね。 道路に戻り、車に戻ると、6時。
懸垂下降した、あそこから2時間もかかっているんです。 時間が経つほどにリスクが増します。
でも大きな雨、風、地震、等の後は、水平道やルートも崩落しそうな環境だと思えました。
まぁ、どの岩場でも、自分の判断ミスや、取り返しのつかない過ちは犯したくないですね。
こうして、正月の山行は終ってしまいました。 残念ではありますが、、次の目標を立てましょう。奥山