白峰二山縦走~その③

白い雲の中、稜線の道を登ったり、下ったり、トラバースしたりと中白峰を経て間ノ岳へ。途中、イワベンケイやイワツメグサ・タカネビランジなど咲いている斜面のお花畑を横切り、写真に撮りたいが、風が強く、上手く撮れないだろうから、、、、と諦め、先を急ぐ。間ノ岳からの眺望もまったく何も見えず、濃鳥小屋へと下る。農鳥小屋で間ノ岳のバッジを買い求め、西農鳥岳への登りが急であることを聞き、ゆっくりと脚を進め、西農鳥岳を経て農鳥岳へ。農鳥岳からの眺めも白い雲に覆われ、まったく見えない。


 

下降点の看板はあるが、事前に調べていた黄色い鉄塔ではないので、更に進む。途中、避雷針のあるケルンを3か所過ぎてようやく黄色い鉄塔に。ここで昼食予定だったが、昼にはまだ早いし、雨をしのぐ場所も無いので、樹林帯の中で昼食を摂ることにし、下って行くと、途中、ひらけた場所があり、パンを口に押し込む。雨脚がいよいよ強くなり、登山道がまさに大門沢の名前のように濁流が流れ沢歩きの感が、、、。濡れた岩に足を置いて何度か滑りそうになり、ストックで助かる場面も。沢筋に近づいては、また離れ、なかなか大門沢小屋に着かない。木々の間から赤い屋根が見え、ようやく小屋に辿り着く。小屋到着1415分。雨のためテント客も小屋でも泊まりとなり、北岳山荘でも団体客もこちらに向かっている。今夜も1つの布団で2人?小屋が小さい分3人かもしれない??後3時間半なら18時には奈良田に到着するなら、一気に下山して自宅で休んだ方が疲れがとれるだろうから、、、。と判断し、小屋を後に下山。

途中、ひらけた場所や大きな岩があったりし、その都度、軽く休憩をとり、“もののけ姫”に出てきそうな苔むした大きな倒木があったり、ブナ林の中を歩いたり、天気が良ければ写真を撮りたい場所もあったが、日が暮れないうちに下山しなければ、、、と先を急ぐと、発電所を建物を見つけ、ほっとするが、そこから先が意外に遠かった。

林道に出て、ようやく雨も止み、舗装された道をひたすら進み、ほぼ標準タイムで奈良田駐車場に到着。着替えをして奈良田温泉も18時半最終受付、19時終了にぎりぎり間に合い。女帝の湯につかり、静岡に向かい、さらに名古屋へと帰り着く。

 
以上