ということがあって、NSGさん・ENDさん・MZNさん・HSGさん・トコロの5名です。5名なので最強の4WDたるNSGさんの車で出発。大平牧場のさらに奥へ延びる林道から登山道に入ります。
▲パッキングをするNSGさん。「あああああああああ!ハハハハハハハ、ハーネス忘れた!」と大胆な一言。これは、これはことですよ、今回も楽ができるはずだったのに、ははははははは、話が違うよぉ~!と思ったのだが、それを悟られまいと「1便めのパーティが終わったら、ハーネス借りて2便目で行けばいいでしょう」ということにしてともかく出発。今回も山中の天気は、はっきりしない。
▼ルンゼの隣の岩尾根が取付きとおもったら、大間違いでした。結果的には無駄な準備をする二人。
懸垂下降したルンゼの左の尾根を登るものと思っていたが、いくら探しても痕跡と思えるものがない。確信が持てないまま取付いてみたがやっぱり違う。もう少し探すことにした。ルート図はあるが、取付きまでの行き方を記したものがない。周囲に踏み跡らしきものもなく時間ばかりが過ぎていくので、いったん退却。
懸垂下降点まで登り返して昼食後再度探索に出かけた。今度はNSGさんと二人。取付きまでの説明文も彼が持っている。登山体系のコピーらしい。その通りの場所に取付きがありました。要点は、懸垂下降で歩けるところまでおりる。岩尾根の末端までルンゼをブッシュ頼りに歩いて下りる。右に向きを変える。踏み跡はないので歩きやすいところを進みルンゼを一つ越えると岩壁が立ち木越しの上方に見えてくる。上にあがってスラブ壁を確認したら、壁に沿って進むとはっきりした岩尾根とルンゼが出てくる。ハーケンが打たれていてルートであることがわかる。
だんだん悪くなるようで行けるところまで行き、一旦ロワーダウン。2便目で、トコロが回収に出ました。ハーケンはベタ打ちされていますが、曲がったり錆びたり心もとない。ハーケンに沿うとルンゼでブッシュが邪魔する。傾斜が緩むところで左のリッジに出てピナクルで終了点になる。本日は、ここで懸垂して下ります。赤いシュリンゲと捨てビナで下降しました。Ⅲ級にしては悪いピッチでした。