○口沢・クライミングゲレンデ開拓

2009年4月19日

今日は会長と一緒に開拓中のクライミングゲレンデに行ってきました。
昨年の6月頃、会長に誘われてこの岩場周辺に来たのが初めてでしたが、その時は下部のボルダリングエリアで遊んでいるだけでした。
その後、大滝の周辺を見つけて開拓しているとの話を聞いてはいましたが、もうそろそろルートが一本出来そうとの事で掃除も兼ねて行ってきました。



このゲレンデの難点はアプローチが悪い事です。
今回は山葵田を通らないように行くから。と後を着いていきますが、沢筋の近くの為、
足場はボロボロ、まるで沢登りの高巻きや詰めのような感じで際どいトラバースで
落ちたらやばいんじゃないの!?と言う箇所を何カ所も越えて、1時間後にようやく到着。



ここの場所は20~30年前ほど岩場初登ラッシュ当時に開拓された岩場ではないでしょうか。
なのでブッシュで覆われた下の岩の所々には錆びたリングボルトが何カ所か打ってありました。
今ではここを訪れるクライマーは皆無で、当時の面影は見られません。
それでもこの大滝は登高意欲をかき立てられますね。
会長はナッツやカムの練習には良い滝だと言ってました。



先週ボルトを打ち込み、完成した「FIRE GEN」を苔やブッシュを取り除いてくれた皆様には
申し訳ないですが、自分がこのルートの初リードで登らさせていただきました。
甘いホールドでなかなか難しかったですが、自分が登れたという事はグレード的には
5.9ぐらいだと思います。



午前中に右側の「FIRE GEN」と左側の小ハングルートをトップロープで登り、
午後から岩場の整備を行いました。
小ハングルートも難しくグレード的には5.9+~5.10aぐらいだと思います。



今日は天気も良く、岩場の上部からは下界の景色も望めました。
今ぐらいの時期が虫もいなく、風も心地よいので最適ですね。



小ハングルートの苔落としも大変です。苔と土が混ざって風で舞い上がり、
お陰で顔や服は砂埃だらけです。



岩場の開拓は大変ですね。それでも苔を落としてホールドを探し出したり、
ボルトを打つ位置を考えたりと、自分達で作っていく楽しさがあります。
リードで登るにもちょと大変だけど登れない事はない難しさで、
自分達にとってはちょうど良いグレードの岩場だと思います。
ルートは現在三本設定し、初級者ルートも設定する予定ですので、このゲレンデが完成し
みんなに楽しんでいただけると嬉しいですね。
投稿者・トシゾー