熊野奥駈 大天井ヶ岳(1439㍍)

5月1日(金)~3日(日)

熊野奥駈 大天井ヶ岳(1439㍍)
地蔵岳(1250㍍) 参加者 N藤 原D 会員外一名 報告 原D
いずれも低い山だが、意地の登山だった。

1日(金) 牧の原インターを21時半。GWで渋滞覚悟。また高速道路1000円ねらい。
やはり亀山手前で時間調整。また川上村大滝、2時着。やはりテント泊。

2日(土)晴れ 5時テントをたたみ、早々五番関へ。トンネルを抜け、この峠に車を置いたところで朝食、6時半。五番関7時30分発。
空気も冷え、気持ちいい新緑の朝の光の中をひたすら大天井ヶ岳へ登った。

先回来た時、間違えてこの捲き道を通ってしまった。夕暮れだった。
今回このピークを踏むことは意地だ。

頂上には予定より早く8時15分着。途中何人かの人と行き交わしたがいずれも熊野まで縦走ということだった。GWだからなあ。
しばらく吉野方面に眺めいり、N藤さんと思い出話をした。そして反対側の仁蔵宿へ下りていった。
ここでも宿や不動明王を見たり、ベンチで話したり。先回間違えたところを検証し、捲き道を通って五番関へ帰ってきた。
次は地蔵岳へ登る為、大移動である。洞川温泉街を通り熊野川に沿って国道168号線を南下。
十津川村で425号線に入る。ここらは国道といってもたいへん狭い道路だ。
高い山が迫り、広く取れない。この村は全国一面積が広い村だが平地がない。
森林植物公園でテントを張ろうと思ったらダメ。少し外れたとこらならいいということでそこにした。
まだ登山道を確認してないので、走り回って調べ、漸く確定した。早めの夕食。
天気がいいので外での食事もうまい。酒が利いたかテントに入るとすぐ寝入ってしまった。

3日(日)晴れ 6時出発。心配だった奥駈け道には6時25分乗った。森林地帯をダラダラと登り、また急登を越えて香精山8時、四阿之宿8時25分。
深山つつじ、赤ヤシオが咲き、黒モジが多い。いよいよ地蔵岳。結構難所っぽい。
岩稜地帯だが木はある。鎖もあって面白い。
こりゃあ剣だ、縦這いだといいながら慎重に越え、また岩でないところは木の根の張った上を道が通っている。下が透けて見え、両側が切れ落ちているので恐い。
地蔵岳着9時。頂上は狭い、人五人でいっぱいだ。先回の縦走中、疲れで思わず巻き道を通ってしまったところ、葛川辻までさらに行かなければ気が済まない。葛川辻9時45分。
目的を達しこれで完全熊野まで繋がった。握手。

再び森林植物公園に12時50分、戻った。
帰りは十津川村の簡素な温泉に入り、そして有名な谷瀬の吊橋を見物して静岡着24時。
一つの区切りがついた山行だった。