1/14-15 O澤さんK池さんT塚の3人で冬の八ヶ岳に行ってきました
ピッケルを握りしめ、風に耐えながら頂上を目指します。
14日 美濃戸～南沢を経由し、行者小屋に到着しました。
本日の予定は、中岳～阿弥陀岳～赤岳の縦走です。
天気は曇りで、ココは風がないのですが、向かう方向に山は全く見えません。
O澤さん、K池さんポーズをとって余裕の笑顔です。
中岳へのコルに向かう分岐に着きましたが、トレースがなく雪崩の危険もある為、文三郎尾根を行くことにしました。
お二人との足の長さの差でしょうか？登りで私がかなり時間がかかってしまい、やっとのことでたどり着いた稜線はもの凄い強風で
立っているのに必死なほど、道標にしがみついたまま一歩も踏み出せなくなってしまいました。この先、頑張って進んでも展望は望めないということで、引き返す決断をしました。
中山展望台に上がり、向かう予定だった山並みを見ましたが、雲の流れはとても早く一瞬見えたかと思うと雲に巻かれ、想像以上に稜線歩きは厳しかっただろうと話しながら、飽きるまでしばらく眺めていました。
赤岳鉱泉は満杯状態！廊下にまで布団が用意されていました。
私たちに割り当てられた寝場所は大部屋の2階に上り下りするはしごの真下です。ひっきりなしに布団の上を人が行き来するのでとても寝てはいられません。消灯間近になって山小屋の方にダメ元でお願いをしてみたところ、談話室に二人移動できることに♪
夕食はしゃぶしゃぶに焼き魚、K池さんはご飯を3杯もおかわりしていました。
15日 天気は昨日と同じように曇りです。本日の予定は、硫黄岳～横岳への縦走
今日もやはり稜線は風が強いだろうとのことでした。
気合いを入れて出発です。
赤岩の頭に出ました。すでに風が強く、体感温度も一気に下がりました。着込んでゴーグルを装着して気合いを入れ直します。赤岳方面もやはり風が強そうです。写真を撮る一瞬で見えなくなってしまいます。
硫黄岳山頂は予想通りの強風！気温は－13℃
O澤さん、堂々としています！
K池さんにも、撮影ポイントに立っていただきました
それぞれ、雲の切れ間を狙って写真を撮りまくり、稜線歩きは諦めて下山の途に…
帰り道、昨年末に私が人生初のアイスクライミングを体験したジョウゴ沢に立ち寄ってみました。
今日は誰も登っていません。 ジョウゴ沢F1
ジョウゴ沢F2
別のパーティが登っているのを羨ましそうに眺めているO澤さんとK池さん
ロープも持ってくればよかったですね
やっぱり登りたかったんですねっ！
今回は、計画の半分も歩くことができませんでしたが、冬山の厳しさ、怖さを身をもって体験することができました。
自然を相手に一瞬の判断ができる覚悟と、体力・知識・技術・経験値、どれもまだまだだと感じました。今回の山行も、今後に生かしていきたいです。
O澤さん、K池さん、二日間ありがとうございました。
報告者 T塚